洗濯取り込んで作業着のアイロン。
比較的気軽な読み物を狙っていた新書だが、要は論文の類だよな。
永田諒一という歴史学者の本。
つまんなくもないけどさして面白くも無いので、夜は数ページで眠くなって中々
進まなかったが、今日が返却期限で、延長しても残り1/3は延長するほどの量で
もないし、延長しても期限内に返却できないし(それはそれでまあいいとして)、
10時に図書館開くまでやることないし、ということで一気に読み終えた。
真実とかいうとなんか定説を覆すような話でもでてくんのかなと多少の期待感が
そそられるが、全然。
ドイツの、主にアウクスブルクという都市で、その頃市井に何が起きていたかを
史料に基づいてまとめただけで、「まあ、そらそうだったろうな」という感じ。
つくづく、民衆は蒙昧だなあと、自分のことは棚に上げて思う。
印刷技術、貴族や上流階級にとって宗教なんてどうでもよかった(利用するもの
でこそあれ、宗教に支配されていない)感じ、行政サイドが案外先進的現実的な
対応を取ったこと(そうでない都市は潰れた)などなど。
1600年前後の話。
グレゴリウス暦の話はよく知らなかったので新鮮だったし、そもそも暦がキリス
ト教に基づいているという認識が薄かったので、そこは良かった。
宗教的なのは「曜日」の概念だけで、暦そのものはキリスト教とは別にその前か
ら天文学的に「年・日」が考えられ、時の政治に翻弄されて「月」ができている
んだろう。暦における「曜日」は明らかに異質な、別レイヤーの話だもんな。
仏教でもそうだったように、「自然科学」が独立した概念・組織化されるまでは
宗教界が哲学、自然科学においても最高学府の機能を持っていたんだろう。
それと、やはり似ているのは、政治・統治の2重構造がやはり日本のそれと似て
いること。ローマを中心とした倫理観、学問的な統治と、その権限を一部委譲さ
れたという形で成り立つ貴族による各国、帝国、城郭都市国家。日本における
「神様」を頂点とした国家ではそのシステムに欠陥があり過ぎて、それを象徴す
る天皇、貴族という組織と、神道の哲学的不足を補う形で聖徳太子に導入された
仏教、仏教は同時に自然科学的な研究も一部もちこんでおり、恐らく密教(真言
宗)では天文学、地質土木工学的なものが奥義として伝えられたのではないかと。
当然そこには数学も含まれるはずだが。
目的であった、カトリックと宗教改革派(プロテスタント)のそれぞれの教義な
んかについての理解は深まったと思うので、良かった。
とりあえず返却。だけじゃつまんないので、
ふと思いついた「空海の風景」上下を借りて来た。密教と科学の関係を勉強した
いが、司馬遼太郎本でさらっと背景を伺うのも悪くないだろう。
3セットくらい検索でヒットして、文庫版もありそうではあったが、一番新しい
発行の単行本にした。古いやつだと字が小さいだろうし。
迷ったが、ガソリンを満タンにした。いや、まさか連休前に入れる必要は無いと
思っていたが、妙にガソリンの減りが早いのだ。
入れてびっくり。6.65km/Lである。これは最早異常値だ。この20日間、実質通勤
でしか使っていない。そしてほぼ日勤で渋滞もある。梅雨が明ける前はエアコン
も使った。燃費が落ち込む要因はあるにはあるが、それにしてもバキュームホー
ス破れとか、その他の原因も疑いたくなる。
帰りがけに坂田自動車に駆け込もうかとも思ったが、今日それで何かがいきなり
進むとも思えないので素通りした。黒煙吹いていないかとか、もう少し様子を見
てみよう。6/3だったか、Gでグラチャンに行く登りワインディングのヘアピン立
ち上がりで盛大に黒煙を吹いたのがちょっと気になる。
ああー生ごみを外出すの忘れた。
冷やしてたコーヒー持って出るの忘れた。
14:01のレターバスは15分以上遅れて来た。炎天下なので鞄の中も暑くなりそう
だ。カブトムシのケースに保冷剤を貼っておいて正解だったろう。
以降は首尾よく空港に着いた。
スーツケースは案外満杯になったし、17kgもあった。カールx4入ってるしw。
子供の姿も多かったが機内は案外静か。満席ですらない。まだいわゆる盆休みじゃ
ないので土曜の夕方ならこんなもんなのか。
16:50のJL634。仲木戸には19:30。
空港で37Apps。家に帰ってからiOS12.4とWindowsのupdateも。
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