7:00に目が覚めたので起きたものの。何もない。
エヴァについてまた調べたりしていても哀しさ虚しさばかりが募る。そうか庵野
は鬱だったかそらそうだろう。新しい聖書ね。なるほど。
惣流式波が気になって調べたら
良くできたサイトで一通り解説されてたと思う。エヴァそのものが生命体で機械
の外骨格のようなものを付けているんだということ、実験中にユイは初号機に取
り込まれてしまったということ。
TV落ちした新劇場版にはカットされているシーンがそこそこありそうなこと。ス
イカのシーンとか記憶にないぞ?かと言って見直す気にもならない。落ち込みそ
うで。
でもなあ、惣流・式波って、まんま軍艦の名前っぽいのでピンときた。字は変え
てあるけど。スタッフのミリオタが仕込んだ小ネタうぜー。
日露戦争時に作られた駆逐艦。国産の綾波。ロシア軍から摂取された敷波とな。
こういうのが「艦これ」みたいのにも繋がるんだろうな。
あとこの手のってどこかでドイツかぶれみたいのもあるよね。哲学や軍事に関し
てはどこか中心的なものがあるんだろうか。
面倒臭いと思いながら久し振りにピーマンの載ったチーズトーストを作り、ソー
セージエッグも焼いた。休日の朝らしい朝食は遅めに。
天気はパッとせず気分もアガらないが、昼前には日差しも見えてきた。
このままじゃあ、またモヤモヤしたままおわっちまう。
とりあえず、弾きますよ。
ZLMは気持ちの哀しさにマッチしてさらに涙を誘う。
特に新しいことにチャレンジする気にもならず、課題系一通り弾いておしまい。
目標が無くなったのは大きいな。目標があるのもストレスフルではあるが。バラ
ンスが難しい。
こういうある種鬱状態にある時は、前に進むために3つのオプションがある。
・気分の良い場所に行く
・体を動かす
・徹底的に考え抜いて結論を出す
これらの実践のため、Tyrrel号で出掛けた。昼過ぎの暖かいうちに。
どこでも良かったが、街を避けて人間の業をできるだけ感じずに、自然への畏れ
を感じたい。自然、菊陽の畑を抜け大津方面に足が向いた。
俵山方面が良く見え、視界に街がほとんど入らない場所に辿り着き、用水路の桝
の縁に腰掛けてしばしのんびりと過ごした。まあ大した時間じゃあない。タバコ
2本+α。
音楽も聴ける用意はしていったが、結局聴くことも無く、脳内は「残酷な天使の
テーゼ」が流れている。正直サビしか良く知らん。歌詞もサビの決め台詞しか知
らん。見た新劇場版では出て来ない。最初のアニメ版のテーマソングだが、改め
て世界観を良く表した曲だなと思う。
ちょっと陰って寒くなってきたのでとっとと帰って来た。まだ15:00か。
散歩しながら考えた。何の、とテーマも絞れない。世の中って何なんだ生きてい
ること、目指すべきものは何なんだみたいな。まさに哲学の世界である。
いくつかの本質的なキーワードに辿り着く。そしてその定義を考える。
能力。資源。権利。欲望。価値。
競争、闘争。
理性と本能。
快楽。
趨勢。
権力:能力の発揮を制御しようとするもの。
思えば有史以来、というか歴史とは闘争の記録である。これは割とよく説明され
ている。まあそれだけじゃないけど。
闘争って何なのか。あらゆる比較して優劣を決める行為は闘争だろう。原始は力
のぶつかり合いだが、近代では物理的な相手への破壊行為を伴わない手段があみ
だされている。スポーツやテストだって闘争だ。代替手段としての。
闘争は何のためにするのか。
本能という生命に宿る不可侵なものがある。本能的な欲望の実現をするための行
動として、他社と資源が競合した際に闘争が起こる。資源の獲得が目的。
資源は、もちろん広い意味で、能力そのものだったり、能力を発揮するための一
部だったりするが、能力を代表する何かである。
資源を獲得するというのは、能力を得るということである。しかし、能力を行使
するには権利が要る。権利まで含めての能力、資源と捉えても良いだろう。或い
は権利そのものが競合するため、権利の獲得というのが闘争の目的にもなり得る
し、現実的にはむしろ大部分を占めるかもしれない。
本能の欲望を満たす際に資源が競合しない場合もある。自らの手で資源を作り出
せる、能力を作り出せる場合もある。技術開発みたいな。しかし、そうして新た
に出来上がった資源は闘争の元になる。自ら作り出せない者が欲望としてその獲
得を試みた時に、闘争が生まれる。
作り出すことができるなら、与えてしまってまた作ることもできる。しかし、作
り出すためには一定の資源の喪失を伴うので、ただ取られるとマイナスになる。
欲望は、プラスを望むこともあるが、獲得した能力を維持することも本能であり、
趨勢としてマイナスとなる場合それを防ごうとする欲望もある。自然、闘争が起
きる。
個人としての欲望を満たす、達成するために、組織(社会)を利用する場合があ
る。組織は目的のために結成された個人の集合体であり、組織が獲得した資源は
構成する個人に分配される。個人が組織のために自らの資源を提供した結果、組
織から得られる別の資源とバランスが取れていれば成立する。多くの場合、完全
にはバランスせず、より多く獲得できる個人と搾取される個人が生まれる。
十分な資源・能力を持ち、行使できる状態にある個人や組織があっても、一方的
に勝負が決まるのは良くない、という倫理観があり、能力の行使に制限をするこ
とで闘争による全体の資源の減耗を最小化しようと編み出されたのが権力かもし
れない。が、権力はその仕組みに抵抗する個人や組織を凌駕する能力に裏打ちさ
れていないと成り立たない。権力側には高度な倫理観が必要である。
そこそこ体も冷えて帰って来たので、早速風呂を入れた。
そして哲学も続ける。そんな中で、
亘ちゃんの「究極の長所」は感受性の高さなんじゃないかと思った。
わし自身、感受性が人一倍高い人間だと思っている。幼少は泣き虫で。自己完結
できないとパニックになってしまう。そしてそれを受け入れ克服するために徹底
的に考えてきたし、受け止めきれない事態にならないよう常にどこかで壁を作っ
て、そうなる前にあしらったりすることで凌いで来た。飄々とし時に冷たいキャ
ラやお調子者を演じて来た。亘ちゃんは同じ感受性の高さを引継いでいると思う。
加持リョウジの名言とされる「つらいことを知ってる人間のほうが、それだけ人
にやさしくできる。それは弱さとは違う。」というのがある。それをベースにし
て進んで行けば、間違いは起こさない。その場では解決できずに一旦退いてしま
うことも多いが、決して忘れず、最後に最良の結果が得られるよう対処を考え抜
くのだ。必ず右でも左でもない「中道」に落ち着く。
中道は仏教用語らしい。良くできた概念だと思う。正しく解釈できているかわか
らんが。
「満足したらそこで進歩は止まる」というような言葉もある。渋沢栄一か?これ
も真実だろう。中道は妥協ではあるが満足ではない。全体最適のために目先の利
益を取らない考え方だ。
腹も減ってきてそろそろ晩飯と思ったがご飯炊き忘れている。うげー。
アイロンは終わった。
密かにさらに勉強を進めていたのだが、だいたい全貌が掴めた気がする。
今週見るQはサードインパクトも起こった14年後という設定で、もはやエヴァも
覚醒してスーパーサイヤ人状態だし。
結局のところ悪いのは使徒でも何でもなくて、ゼーレとやらが余計なことしなけ
ればそもそもセカンドインパクトさえもなく、人類補完計画とやらもゼーレ版に
しろゲンドウ版にしろ、サードインパクトで何も知らん人類はただ迷惑して滅亡
状態になるわけよ。多分。
それを知ってか知らずか、NERVとヴィレとやらの内輪揉めの話に移行して云々。
いやもう、結局はゼーレが敵で、さらに父ちゃんのエゴで人類メチャメチャになっ
たってオチかい。なんか萎えた。
と、麻婆豆腐の残り。
高菜チャーハンは炊き立てご飯に卵掛けて、シーチキン入れてジャンジャンした
だけ。改めて火を通さなくても喰えるので表面処理だけ。
ちと味薄いかな。悪くはない。
頭も整理できたので、結局「序」と「破」を連続で見直した。
冷静に詳細まで追うことができた。なるほどね。
そうしておかないと「Q」見ても理解できなそうだったので。
準備は整った。
24:00回ってしまったはよ寝らんと。
ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ | 036@itoh.gentei.org |