ELGIN FK1374S-BP のまとめ

機能修理したのは ELGIN の FK1374S-BP という機種。電波ソーラーで針という中では破格の値段で買ったのだが、 針のソーラーにありがちな針ずれがまあまあ発生する。

そんなときに取扱説明書が欲しいのだが、ないのだ。 ネットを漁るとエルジン専門店が置いてくれているものがあるのだが、解像度の低い JPEG 画像で読めない。ということで、針調整についてまとめておく。

竜頭について

まず基本知識。竜頭は四段階。

  1. ねじ込み状態

    押し入れて右にねじ込んで出てこなくした状態。 普段はこれにしておくとよい。

  2. ねじ込み解除状態

    1からネジを解除してグルグル回せるが何も作用しない状態。 ここになっていると偶然3、4段階に行って針がずれる原因になる。

  3. カレンダー設定

    2からちょっとだけ1クリック分引いた状態。 右に回すと日付が1日ずつ進む。

  4. 針設定

    普通に竜頭を引っ張るとここに来て針が止まる。 この位置で回して長針を回して針調整する。

針調整の仕方

さて、電波は受信しているようだが針のさす時刻がずれたとする。 直すときは以下の手順で行なう。

  1. 日付を直す

    JPEG説明書にはこれが書いてない。竜頭を段階2にして日付を先に合わせる。 ずれてるとあとが面倒。

  2. 秒針を合わす

    左下(Cボタン)を連打して1秒ずつ進めて0秒位置に合わせる。 だがこれが途中で止まっちゃうことがある。そしたら次の手順の 短長針合わせと往復するとなんか進む。

  3. 長針を合わす

    竜頭を右にひたすら回して0時0分にする。このとき、 内部文字盤24時間制の針を0時に合わせる。 12時じゃなくて0時に合わせることが大事。

  4. 竜頭を戻す

    ちゃんと0時0分0秒に合わせられたら竜頭を押し込んで右に閉めて 段階1にしておく。

以上で完了。2、3分待つと電波を拾ってグルグル針が回って現在時刻に合うはず。 「針グルグル」は秒針が頑張って回るのでしっかり合うまでには結構時間がかかる。 よって時計合わせは0時過ぎた直後とか、早朝に行なうのがよい。

そんでもって、これを書いている今気付いたのだが、 クロノ分針(内部左盤)とクロノ秒針(内部下盤)の針がそれぞれ 右90度、左90度ずれた位置に行ってしまっている。 あれまあこれってどうやって直すんじゃ。まあいいや見てなかったし。